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道祖神を探せ。その3(明科編)
 

明科地域の道祖神を調査してきました!

明科地域の道祖神を調査してきました。今回は梅雨入り前の合間を縫っての時期なので、天候を気にしながらの調査となりました。明科地域の中でも、街中の喧騒を逃れた自然豊かな地域を中心に巡ってまいりました。



最初は吐中(とっちゅう)の宮大門にある道祖神です。隣には二十三夜塔が並んで設置されています。写真ではわかりにくいですが、奥に生えている木の根元に庚申像の石像もありました。明科地域の道祖神像は他の地域とは持ち物が少し違います。



こちらの双体道祖神と二十三夜塔は文化12年(1815年)に作られたと記されています。世界の大きな出来事としては、ナポレオン・ボナパルトの百日天下の時代です。良い状態で残っていますね。




こちらは小芹(こぜり)の道祖神像が2体です。左が文字碑で右が双体道祖神です。
先ほどの吐中のものとポーズが違うのがわかりますか?写真では見えにくいですが、祝言像(酒器像)と呼ばれる像です。
男女ペアで杯(さかずき)とふくべ(ひょうたんや冬瓜の入れ物)を持っているタイプの道祖神を祝言像(酒器像)と呼んでいます。

いつもの道祖神と男女の位置が逆です。


小芹の道祖神の近くには市の指定文化財である、小芹春日社の神楽殿回り舞台がありました。



道祖神像のある場所を含め、この界隈は少し山深い場所にあるのですが、舞台がある境内は少し空気が違う印象を受けました。この日は曇りでしたが、境内のこの場所だけ明るく空気が澄んでいるような気がしました。




次は廃線敷を目指しましょう!



旧篠ノ井線のトンネルを抜けずに、山道へ向かいます。



道祖神ではないですが、漆久保トンネルの上には石像が二体ありました。御岳信仰に深く関わったとされる覚明と普寛です。



右側にみえる道が我々が通ってきた道です。道祖神の調査は、文献や古い地図を頼りに現地へ向かうのですが、目的の場所にたどり着いても見つからない場合があります。

今回の石像は、上の写真の右手側(トンネルと逆方向側)の斜面にありました。





吐中道祖神(記事最初の道祖神)と様式が同じです。明科地域でよく見られるこのタイプは、女性が桑の葉を持ち男性が御幣(ごへい・神に奉る紙を串にとりつけたもの。神主がお清めの際に振るもの)を持っているとされています。


最後は柏尾です。



柏尾の道祖神は通称・抱擁道祖神と呼ばれていてます。道祖神には子孫繁栄の願いもこめられているのでこのような形で表現されたのではないかとされています。ちなみに、女性(向かって左)の頭部は修復されたものです。立体的な道祖神ですね。


安曇野市内に点在する道祖神は、ひとくちに道祖神といっても形も願いもさまざまです。緑の中を散策しながら道祖神を訪ねてみてはいかがでしょうか。







| 安曇野フィールドワーク | 14:07 | comments(0) | trackbacks(0)
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