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安曇野のひな祭り
 
春の遅い安曇野では月遅れの4月3日に三月節句「ひな祭り」のお祝いをする家が数多くあります。
ひな人形に関する言い伝えは「飾らないと目が悪くなる」、「お彼岸の間に出してはいけない」などさまざまあります。
こちらのお宅では、昭和初めのものから平成のものまでさまざまなひな人形が飾られていました。
そして、ひな段には「ネギ」が飾られていました。

安曇野すべてのお宅というわけではなく、母から娘へ個々の家庭で受け継がれている風習のようですが、こちらのお宅ではきれいに洗った根付きのネギを二本飾られていました。
なぜネギを飾るのか…飾られているご本人にお聞きしたところ、「母がしていたから、自然にかざっている」とのことで、残念ながら理由までは伝わっていませんでした。

昔はうちも飾っていました、という方の中には「白いネギのように色白の女の子になるように」とか「女の子が嫁ぎ先で根付くように」という方もいらっしゃいます。

昔のひとたちは節句を一年の節目であると考えました。節句は季節の変わり目でもあって体調をくずしやすい時期です。体調をくずすのは疫病神や悪い気が入りやすいためだと考え、それらを追い払うために強いにおいのするものを玄関や神棚などに飾りました。
よくある風習では、2月3日の節分にイワシの頭とヒイラギを玄関に飾ると鬼が逃げていくというものでしょうか。
もしかしたら、「おひなさまにネギを飾る」のは、おなじようにネギの強いにおいで邪気を追い払おうとしたことの名残なのかもしれません。

女の子がいる家もいない家も、おひなさまがねむっているという方はぜひ4月3日にはおひなさまを出して、ひな祭りを祝ってみてはいかがでしょうか。

博物館でも、4月3日まで古いおひなさまを展示しています。是非ご覧にいらしてください。
| 安曇野 | 17:54 | comments(0) | trackbacks(0)
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