安曇野市豊科郷土博物館公式ブログ

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展示説明会と「ぬかくどご飯をたべよう!」
 今回は展示説明会とともに、展覧会の最後に展示されている「ぬかくど」を利用してご飯を炊いて食べていただくイベントを開催しました。



 「ぬかくど」は昭和20〜30年代に安曇野で活躍した炊飯器です。ぬか、と言っていますがこれは「もみがら」のことで、もみがらを燃料としたカマドなのです。
ぬかくどが登場するまで、普通ご飯をたくのはタキギを使うカマドでした。タキギは桑の枯れ枝を拾ったり、山へ入って枯れ枝を拾ったり、足らない時には買わなければならない時もあったそうです。
しかし、もみがらならコメ作りの盛んな安曇野では自給できる家も多く、とても重宝されました。
また、つきっきりで火加減を調節しなければならないカマドと違って、ぬかくどは炊く米の量とぬかくどの量を調節しておけば、火をつけたらあとはもう寝ていようと、外で仕事をしていようと、自然に米が炊き上がったのです。
 これは農家にとっては革命的なカマドでした。
 しかも、炊いた後の灰は畑に撒けば肥料になる上、ぬかくどで炊いたご飯はとても美味しいのです。

 現代のお勝手(=キッチン)は、昔のお勝手と違い、明るい光が差し込み、家族のだれもが使い勝手いいように工夫されています。
 電磁調理器が普及し、お勝手から火がなくなる日もそう遠くないかもしれません。
 もし、現代のお勝手でまだ足らないものがあるとすれば、それはさらなるエコロジーではないでしょうか。
 ぬかくどのように、燃料は自給、燃えた灰は肥料になったり、使った水は桶などに溜めておいて畑にまいたり・・・・。
 昔の生活にもどることはできませんが、昔のお勝手も未来のお勝手へのヒントになるのではないでしょうか。

晴れ

 今回、ぬかくどを炊いてくださったのは、安曇野市ブランド推進室より生まれた「ぬかくど隊」のみなさんです。
 炊き上がったぬかくどご飯を手早く自家製のお漬物と一緒に皆さんに配っていただいて、いざ試食です。

 みなさん、美味しいおいしいとおっしゃって、中には2個目をほおばる方もいらっしゃいました。
| お勝手からみた安曇野 | 13:32 | comments(2) | trackbacks(0)
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| - | 13:32 | - | -
コメント
ぬかくど いいですね。
まさにエコロジー 究極ですね。
昔の方に聞いてかまどのぬかくどを作ってみたいと思っています。何か資料がありましたら教えて戴くと有り難いです。
ぬかくどとアースオーブンの1体型を作ろうと思っています。
http://www.ultraman.gr.jp/~perma/2008arthopen.htm
| KENシャロム | 2008/10/17 6:08 PM |
コメントありがとうございます。
ぬかくどの資料、というより、ぬかくどの構造はいたって単純なものですので、実物をご覧になるのが一番だと思います。
この秋も、当館でもお世話になった「ぬかくど隊」の皆さんが、あちこちのイベントで活躍されていらっしゃるので、実物をご覧ください。
| 当館学芸員 | 2008/10/27 5:59 PM |
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