安曇野市豊科郷土博物館公式ブログ

講座「伝統食を楽しむ〜蚕玉様へのお供えもの・七夕まんじゅうとあんころ餅〜」を開催しました!
本日は、展覧会関連講座として「伝統食を楽しむ〜蚕玉様へのお供えもの・七夕まんじゅうとあんころ餅〜」を開催しました。
博物館で開催中の夏季特別展「泣いた!笑った!おかいこ様〜養蚕がささえた暮らし〜」も日程がのこりわずかとなりました。
昔はこのあと、晩秋蚕、晩々秋蚕を飼育する農家も多かったことでしょう。
今回は、養蚕が盛んだったころ蚕の神様「蚕玉(こだま)様」へお供えしていた「七夕まんじゅう」や「あんころ餅」を作ってみました。
みなさん、地元の主婦の方ですので普段から作ってらっしゃる方もいらっしゃいましたが、こういった会に参加することで、新しい発見があったとおっしゃっていただいて、ありがたい限りです。


また、同じ安曇野市内でも、蚕玉さまへお供えしていたものが違っていたり、作り方がちがっていたりします。それは地区だけでなく個々の家庭でも少しずつちがっているんでしょうね。参加者の間ではそんな話に花が咲いたりしていました。


博物館でも、さっそく作ってきたあんころ餅と七夕まんじゅうを展示中の蚕玉さまへお供えしました。
甘ければ甘いほどあたる、と言われた蚕玉さまへのお供え物、砂糖が貴重な時代に楽しみにしていた子どももきっと多かったことでしょうね。


伝統食講座は今年はこれで終わりですが、来年も継続していきたいと思います。
こんな郷土食を作ってみたい!という方がいらっしゃいましたら博物館までご意見をお寄せください。
| 「泣いた!笑った!おかいこ様」 | 17:09 | comments(0) | trackbacks(0)
秋蚕も上がりそうです。
 

8月21日掃き立て(孵化)した秋蚕(あきご)が、もう繭を作り始めました。
今回の蚕は、夏蚕(なつご)と違って、桑をあまり食べませんでした。気温が低くなってきたせいかと思っていたのですが、どうやらそうでもないようです。
気温が低いことが原因なら、熟蚕(じゅくさん・繭を作る頃)になるのも遅いと考えられるからです。
予定より早く繭を作りだしたということは、一応順調に育ってくれたということでしょうか。
展覧会会期中には、すべての蚕が繭をつくることでしょう。
夏季特別展「泣いた!笑った!おかいこ様〜養蚕がささえた暮らし〜」も今月23日まです。
まだご覧でない方はぜひお越しください。
| 「泣いた!笑った!おかいこ様」 | 11:00 | comments(0) | trackbacks(0)
講演会「里に暮らす意味」を開催しました。


本日は郷土博物館主催の講演会が安曇野市豊科公民館で開催されました。
講師に哲学者の内山節(うちやまたかし)先生をお迎えして「里に暮らす意味」という演題で、現代社会における「里」とは何か、わかりやすくお話ししていただきました。

先生はフランスの市町村体制と日本のそれとを比べ、フランスの市町村の単位がとても小さいこと(中には一家族6人だけの村もあるとか)と、小さい行政がどのように機能しているか、ということから、日本の風土と「里」の捉え方、経済や歴史から見た都市と農村など、さまざまな視点から「里に暮らす意味」についてお話しいただきました。

中でも都市は絶えず変化していくことが発展につながるが、農村が発展するには蓄積が必要であること、ということが印象的でした。
農山村の歴史とは、流れて消えていくものではなく絶えず蓄積していること。
ごく普通の人々が受け継いだ歴史・・・たとえば、水田を作る水路などもその一つと言えます。
安曇野ではこの水路を「堰(せぎ)」と呼び、今でも拾ヶ堰(じっかせぎ)をはじめ、先人の作った多くの水路が水田を潤しています。
この安曇野で受け継がれてきたさまざまなものが歴史なのだと、養蚕も安曇野に蓄積された歴史の一つなのだと、内山先生のお話から感じられました。
私たちも未来へ、この歴史を受け継いでいかなければいけませんね。
| 「泣いた!笑った!おかいこ様」 | 17:30 | comments(0) | trackbacks(0)
オカイコ様、ヒキてます!

博物館で飼っているカイコは8月3日(月)の夕方くらいから、繭(まゆ)を作り始めました。
繭を作るようになったカイコは「熟蚕」と言い、桑を食べるのを止め、しきりに上に向かって頭を振り出します。そういう状態になったカイコを「ひきる」、「ひきた」とも言います。

今日までにほとんどのカイコがひき始め、職員一同でこのひきたカイコを繭を作るための枠「まぶし」へと移すのに大わらわです。
この作業を「ひき拾い」と言います。

昔の養蚕農家に比べれば、たいした数のカイコではないのですが、ほんのちょっとだけ農家の方々のご苦労がわかったような気がします。


 
| 「泣いた!笑った!おかいこ様」 | 22:25 | comments(0) | trackbacks(0)
カイコが5齢になりました。


7月10日に掃き立てた夏蚕(なつご)は、いま5齢になっています。
下の画像は、人工飼料で育てたカイコと、桑で育てたカイコの比較です。
上が人工飼料、下が桑を食べているカイコなのですが、どうも人工飼料のほうが発育がいいようです。
すでに人差し指ほどの長さになっているカイコたちは、ものすごい勢いで桑を食べます。
パラパラというカイコが桑を食べる音がよく聞こえます。
このパラパラという音を、「蚕時雨(こしぐれ)」というのだそうです。
ぜひ、この音を聞きにいらしてください。
| 「泣いた!笑った!おかいこ様」 | 21:54 | comments(0) | trackbacks(0)
カイコってなんだろう
毛蚕(けご)
 現在開催中の夏季特別展「泣いた!笑った!おかいこ様〜養蚕がささえた暮らし〜」ですが、カイコを見たことがない、という子どもが意外と大勢いて驚きました。
今日は地元の中学生が総合的学習で博物館を訪れて、カイコを見て、驚いたり、おっかなびっくり触ってみたりしていました。

上の画像は掃き立て(孵化)したばかりのカイコです。
孵化したばかりのカイコを毛蚕(けご)と呼びます。
毛蚕は大きくなったカイコとは似ても似つかぬ黒い毛に覆われた2,3个陵鎮遒任后
5齢のカイコはこの毛蚕の約12,000倍の重さになります。
大きさも大人の人差し指くらいになるのです。
孵化してから約1ヶ月、繭になるまでの間養蚕農家ではカイコの世話に追われました。

安曇野では女性が主に養蚕を担っていたことが多いようです。
カイコを飼育した女性は、秋に養蚕がすべて終わるころには痩せて、太ももの肉がげっそりと削げ落ちて、しまったとも言います。
そのくらい、良い繭を作るカイコを育てるために女性たちは頑張ったんですね。

安曇野の養蚕は女性の力で支えられていたと言っても過言ではありません。



◆夏季特別展「泣いた!笑った!おかいこ様〜養蚕がささえた暮らし〜」

◆開催期間 7月18日(土)〜9月23日(水)
◆入館料  大人300(240)円 小中生150(120)円( )内は20名以上の団体料金
◆開館時間 9時〜17時(入館は16時30分まで)
◆休館日 月曜(祝日の場合は開館)・祝日の翌日
◆問合せ 安曇野市豊科郷土博物館 電話・FAX 0263-72-5672

| 「泣いた!笑った!おかいこ様」 | 21:41 | comments(0) | trackbacks(0)
おかいこ様、はじめました。

博物館では、夏季特別展にあわせて「蚕(カイコ)」の飼育を始めました。
7月10日に掃き立て(孵化)したカイコを7月17日に、博物館へ運んできました。
今年2回目の掃き立て、夏蚕(なつご)と呼ばれるカイコです。

17日には2回目の脱皮を終え3齢になったばかりのカイコは昨夜から脱皮をはじめ、今朝には4齢になったものと、まだ脱皮をしているものとが半々くらいでした。

今回は白い繭を作るカイコと黄色い繭を作るカイコの2種類を飼育しています。
刻一刻と変わるカイコの様子を観察してみませんか?
| 「泣いた!笑った!おかいこ様」 | 21:44 | comments(0) | trackbacks(0)
夏季特別展「泣いた!笑った!おかいこ様」開催

7月18日(土)より、夏季特別展として「泣いた!笑った!おかいこ様~養蚕がささえた暮らし〜」を開催しております。
明治〜昭和にかけて、安曇野では養蚕や蚕種製造業が盛んでした。桑畑があちこちに広がり、今、私たちがみている安曇野の風景とは違う景色が広がっていました。

現在、安曇野で養蚕を営んでいる農家はなくなってしまいました。
しかし、たった100年ほどの期間ではあったものの養蚕は安曇野で重要な産業だったことは間違いありません。
そのころの暮らしの様子や、蚕種(蚕の卵)製造において使っていた道具などを展示しています。
安曇野の歴史の一部でもある養蚕・・・おかいこ様との暮らしを振り返ってみませんか。 
| 「泣いた!笑った!おかいこ様」 | 21:30 | comments(0) | trackbacks(0)
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